シラバス参照

講義名
金融法 
教員名

湯原 心一

講義コード
127131470 
単位数
配当年次
3年生 
科目ナンバリング
UJL05-327 
開講年度
2025 
開講時期
後期 

テーマ・概要
テーマ:金融商品取引法



概要:金融は、経済活動に不可欠なものである。近年、金融活動は、金融以外の事業活動を超えて肥大化し、社会に与える影響が甚大なものになっている。本講座では、金融に関連する法律のうち、金融商品取引法について学修する。



 同法は、2006年に、金融先物取引法、投資顧問業法などを統合して、証券取引法が改組されたものであり、主に、金融のうち証券取引に関する部分を規制している。



 資本市場がその機能を適正に発揮するために、同法はディスクロージャーの確保と不公正取引の規制を中心として、複雑な規制体制を作り上げている。講義の前半では、金融に関する法律を概観し、資本市場の機能・重要概念を法の目的に即して説明したのち、金融商品取引法の開示制度、資金調達に対する法規制を学修する。講義の後半では、金融商品業の規制、公開買付けに関する規制、不公正取引の規制について学修する。



 講義に際して、担当教員の実務経験を活かし、現実にどのような紛争が生じうるのか、また、その紛争を予防するためにどのような実務的な措置が採られているのかに配慮するものとします。また、法律実務を担うための実践的基礎となる知識・経験を積むことを目指します。 
到達目標
 資本市場の諸制度について、その趣旨に遡って理解するとともに、制度を使いこなせるようにする実践的学修を心がけ、さらには現行制度の問題点を政策的観点から指摘できる能力を涵養することを目的とする。現行制度の理解能力、実務的な問題への対処能力、政策的判断能力の涵養を念頭において学修する。



 DP1-1、1-2、旧DP6について、法律知識に基づき、具体的な事案を分析する専門性の基礎を身につけ、また、学修に基づき、新しく生じる問題に法学の観点から対処する基礎を身につける。 
授業の計画と準備学修
回数 授業の計画・内容 準備学修(予習・復習等) 準備学修の目安(分)
第1回 授業開始にあたって(授業の進め方、評価基準等の確認)



金融の機能



金融法・規制の概観



金融商品取引法の目的  
教科書の該当頁   90 
第2回 有価証券の定義とその機能   教科書の該当頁   90 
第3回 企業内容の開示規制の概要。特に、有価証券の発行市場における開示制度を概観する。また、発行開示制度の適用範囲を画する、募集・売出し概念を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第4回 発行開示における開示書類である有価証券届出書と目論見書並びにそれらの目的及び機能について学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第5回 上場企業による流通市場への情報開示である継続開示制度及び財務情報の正確性を確保するための制度を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第6回 発行開示書類において虚偽の情報開示を行った者はどのような責任を負うかを学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第7回 継続開示書類において虚偽の情報開示を行った者はどのような責任を負うかを学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第8回 金融商品取引業者の規制を概観し、開業規制を概観する。   教科書の該当頁   90 
第9回 金融機関と金融商品取引業務及びその他の金融商品取引業に関する規制を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第10回 金融商品取引業者と顧客との関係について学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第11回 公開買付け規制の概要を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第12回 インサイダー取引規制のうち、いわゆる内部情報に関する取引規制を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第13回 インサイダー取引規制のうち、いわゆる外部情報に関する取引規制を学ぶ。   教科書の該当頁   90 
第14回 インサイダー取引以外の不公正取引を学ぶ。



本講座で対象としなかった論点の概要



復習 
教科書の該当頁   90 
授業の方法
講義形式で行う。重要な論点については講義に出席している学生に当てて意見を聞くことがある。進捗状況により,講義内容が前後または一部変更することがある。  
授業で利用するソフトウェア
課題等へのフィードバック方法
最終試験のフィードバックはポータルサイトまたはCoursePowerで行います。 
成績評価の方法
期末テストの成績で評価する(100%)。ただし、一定数以上の欠席は、減点要素として評価の対象とする。 
成績評価の基準
成蹊大学の成績評価基準(学則第38条、39条)に準拠する。/Grades in the course are based on the criteria of Seikei University Regulation No.39. 
必要な予備知識/先修科目/関連科目
先修科目:商法I



関連科目:民法I--IV、商法I--III、商法IV 
テキスト
初回の授業で指示する。近藤光男ほか『基礎から学べる金融商品取引法〔第5版〕』(弘文堂、2022)の予定であるが新版が出版されている場合には新版とする。 
参考書
初回の授業で指示する。  
特記事項