シラバス参照

講義名
租税法の基礎 
教員名

伊藤 公哉

講義コード
122572000 
単位数
配当年次
2年生 
科目ナンバリング
UBU07-202 
開講年度
2024 
開講時期
前期 

テーマ・概要
 租税法は、私たちの生活に密着した身近な学問です。たとえば、会社に就職して給料を稼いだとき、株式等の金融資産や不動産などに投資をしたとき、財産の贈与を受けたり相続をしたとき、さらに企業の経営においても租税法の知識は不可欠といえます。
 現代経済において市場での取引等の意思決定を行うにあたっては、いつ、どれだけの金額の納税義務を負うかについて理解できなければなりません。また、租税法では納税者が国家を相手に司法の場で争うことがあるなど、スケールの大きい学問でもあります。
 この授業では、租税法の考え方の基礎を学修します。具体的には、租税法全体に共通する基本的な考え方(コンセプト)と、個人の所得税(国税)の概要を理解することを目標とします。 
到達目標
【経営学部総合経営学科】DP1(専門分野の知識・技能)、DP2(教養の修得)を実現するため、次の点を到達目標とする。
① 租税法の基本原則の理解を通じたリーガルマインドの醸成を目標とする。より具体的には、租税法の諸原則(とくに租税法律主義)について説明できるとともに、実社会での事例に適用できるようになること。
② 所得税の基礎知識を修得し、説明できるようになること。 
授業の計画と準備学修
回数 授業の計画・内容 準備学修(予習・復習等) 準備学修の目安(分)
第1回 ① ガイダンスと履修上の留意事項(試験や評価など)
② イントロダクション(租税の意義と種類)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】シラバスを読み、内容を把握する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。 
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第2回 租税法の基本原則(租税法律主義と租税公平主義)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第3回 租税法の法源
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第4回 租税法の解釈と適用
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。 
60 
第5回 租税法の解釈と適用(続き)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第6回 課税要件
所得税(所得税法総説)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第7回 中間試験(租税法律主義に関する理解と知識の定着を図ることを目的とします)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】前回までに学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。  60 
第8回 中間試験のフィードバック。
所得税(「所得」の意義)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第9回 所得税(所得税の納税義務者、所得税額算出の基本的な仕組み)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第10回 所得税(利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第11回 所得税(給与所得、退職所得、所得控除)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第12回 所得税(譲渡所得(概論))
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第13回 所得税(譲渡所得(各論)、山林所得、一時所得、雑所得)
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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第14回 所得税(年度帰属、必要経費)等
(※オンライン授業で実施)  
【準備】システム(CoursePower)からレジュメ等の配布資料をダウンロードして内容を確認する。
【復習】今回学んだ租税法のテクニカルターム(キーワード)について説明できるようにする。
システム(CoursePower)上で実施する復習クイズに解答し到達度を確認する。 
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授業の方法
この授業は14回の全てをオンデマンド型のオンライン授業で実施します。
・授業方法は、基本的にPowerPoint等を用いた講義形式ですが、学修効果を高める目的で個人単位のアクティビティ等を行うことがあります。
・授業で使うレジュメ等の教材は毎回CoursePowerで配布しますので、教科書を購入する必要はありません。なお、レジュメは(通信障害等を考慮し)原則として空欄の無いものを用意します。ただし、レジュメを見ただけではどこが重要かも分からなくなりますので、メモやノートをとる必要性は変わりません。また、レジュメや判例等はPDFで配布しますが、PowerPoint(重要な部分のアンダーラインや吹き出し等のアニメーション付き)や映像・動画等のデータは配布しませんので、受講にあたりメモやノートをとってください。
・各回の学習方法についてはCoursePowerで明示しますが、基本的にはオンデマンドの授業を受講し、復習クイズ等の課題を提出する流れになります(復習クイズ等の課題の取り組み状況をもって出席とみなします)。
・第7回目の中間試験は、CoursePowerを用いて実施します(そこでノートやレジュメ等披見可)。中間試験の問題は租税法律主義について出題します。
・期末試験は対面で実施します。正誤問題・穴埋問題・記述式問題を出題します。試験範囲は第1回から第13回までの内容です。披見不可(持込不可))。
・アカウントの不正使用、テストやレポート課題における不正行為は禁止ですのでご留意ください。 
課題等へのフィードバック方法
毎授業後にCoursePowerで実施する復習クイズについて、回答期限翌日に解説が表示されますので、復習の参考にしてください。その他、授業内又はCoursePower等を通じて適宜講評を行います。 
成績評価の方法
 CoursePower上での復習クイズ等の課題(30%)、中間試験(「租税法律主義」について出題します:10%)、期末試験(60%)により、授業の到達目標を達成しているかどうかを総合的に評価します。

※この授業は複数学部の合併開講ですが、この授業のカリキュラム上の位置づけは学部により異なります(たとえば、経営学部では2年次から履修可能な非基幹科目(非コアの基礎的内容を扱う)という位置づけ、法学部では3年次以上で履修できる基幹科目又は応用科目という位置づけ)。そこで、所属学部により評価基準(試験等の採点基準)が異なりますのでご留意ください(参考情報として、昨年度の単位取得率は、経営学部生は約9割、法学部生は約6割でした)。

※※この授業では、4年生を特別扱いする(4年生だから甘く評価するとか単位を出す)ということは一切ありません。ご注意ください。 
成績評価の基準
成蹊大学の成績評価基準(学則第39条)に準拠する。
次の点に着目し、その達成度により評価する。
① 租税法の基本原則の理解を通じたリーガルマインドの醸成を目標とする。より具体的には、租税法の諸原則(とくに租税法律主義)について説明できるとともに、実社会での事例に適用できるようになること。
② 所得税の基礎知識を修得し、説明できるようになること。 
必要な予備知識/先修科目/関連科目
先修科目として、「企業会計の基礎」、「税務会計」(会計処理にフォーカスをした関連科目)があります。
また、応用的な関連科目として、「経営学特殊講義B/租税法」があります。 
テキスト
CoursePowerで資料(レジュメ及び判例等参考資料)を配布します。 
参考書
 予習及び復習の参考書としては、金子宏『租税法〔第24版〕』(弘文堂、2021年)。
 租税法における所得概念については、伊藤公哉『アメリカ連邦税法〔第9版〕』(中央経済社、2024年)の第Ⅰ章(租税と所得概念)が詳しい。
 重要な法令はレジュメでも紹介しますが、以下で紹介するウェブサイトも有用です。
・e-Gov法令検索(税法を含む法令の検索が可能)
 https://elaws.e-gov.go.jp/
・裁判所(裁判例の検索が可能)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1
・国税庁(法令解釈通達の検索が可能)
 https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/menu.htm
また、租税判例は、TKCローライブラリー(図書館の法律データベース)も充実しています。 
特記事項