シラバス参照

講義名 GISゼミナール 
教員名

財城 真寿美

講義コード 121221900 
単位数
配当年次 2年生 
科目ナンバリング UEC03-207 
開講年度 2022 
開講時期 後期 



テーマ・概要
「GIS(Geographic Information Science):地理情報科学」は,近年デジタル化が進む地理情報を(コンピュータで)系統的に処理・表示・分析し,自然環境や人間活動の空間的な傾向や変化を明らかにしていく学問です.身近な事例としては,カーナビやGPS,Google Earthなどがそれにあたります.
本講義では,はじめにGISの概念や基礎的な知識の習得をめざします.その後,地理情報の処理を行うツール「GIS(Geographic Information System)」のソフトウェアを使って,実際に空間データを処理・分析し,そこから何が見えてくるかを考えていきます. 
到達目標
DP1「専門分野の知識・技能」,DP3「課題の発見と解決」,DP4「表現力・発信力」,DP5「多様な人々と協働」,DP6「自発性,積極性」を実現するために,以下を到達目標とする.
1)社会の様々な分野で整備されている地理情報システム(GIS)のデータを各自で取得し,GISソフトで地図化するスキルを身につける.
2)GISソフトで作成した地図から,多様な自然環境や人間活動、自然と人間活動の相互関係を読み取るスキルを身につける.
3)GISソフトを使用して高度な空間分析を行い,空間データからより詳細な特徴を抽出し,考察するスキルを身につける. 
授業の計画と準備学修
回数 授業の計画・内容 準備学修(予習・復習等) 準備学修の目安(分)
第1回 講義ガイダンス
・研究倫理について
・授業計画の確認
・GISとは 
シラバスを読んで,授業計画を確認してくること  60 
第2回 GISデータのしくみ
Excelを利用した空間データの作成① 
・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第3回 Excelを利用した空間データの作成②  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第4回 GISソフト「MANDARA」の基本操作
階級区分図の作成とオーバーレイ① 
・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第5回 階級区分図の作成とオーバーレイ②  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第6回 都道府県統計の探索と階級区分図・発表  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第7回 コンビニの立地分析(川越市)①  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第8回 コンビニの立地分析(川越市)②  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第9回 コンビニの立地分析(武蔵野市)・発表  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第10回 地価と用途地域の分布①  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第11回 地価と用途地域の分布②・発表  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第12回 ラスタデータ(地形)の地図化①  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第13回 ラスタデータ(地形・人口)の地図化② 分析  ・予習:授業資料(動画)を視聴し,事前学習課題を提出する
・復習:授業内容を復習する 
60 
第14回 ラスタデータ(地形・人口)の地図化③ 分析・発表  ・予習:最終発表のための課題を提出する
・全内容の復習 
90 
授業の方法
事前学習および事前課題の提出を前提とした反転授業形式で,授業にQLAが参加するアクティブ・ラーニング型で行います.

第1回のガイダンスのみ講義形式,第2回以降はExcelやWord,GISソフト(MANDARA)等を使った実習形式で行います.
事前学習でもGISソフトウェア「MANDARA」を使用するため,場合によっては,各自のPCにダウンロード・インストールする必要があります.
GISソフトウェアMANDARAのインストール環境は,Windows 7/8/8.1/10/11となっています.

GISソフトの使い方は詳しく解説しますが,Word/Excel/PowerPointの基本的な操作はすでに習得しているものとします.
教材やデータの配布,レポートの提出はすべてポータルサイトを利用します. 
課題等へのフィードバック方法
授業前に提出した事前学習課題について,授業内で質問を受け付け,解説・講評を行います. 
成績評価の方法
・授業での参加状況や姿勢などの平常点(50%)
 グループワークへの参加姿勢や発言回数を評価します

・課題の提出状況および完成度,課題発表の出来栄え(50%)
 事前学習課題,発表資料の提出などを予定しています. 
成績評価の基準
成蹊大学の成績評価基準(学則第39条)に準拠する。
次の点に着目し,その達成度によって評価する.
1)地理情報システム(GIS)のデータを各自で取得し,GISソフトで描画するスキルを習得しているかどうか.
2)GISソフトで描画した地図から,様々な自然・人文現象を読み取るスキルを習得しているかどうか.
3)GISソフトを使用して高度な空間分析を行い,空間データからより詳細な特徴を抽出し,考察するスキルを習得しているかどうか. 
必要な予備知識/先修科目/関連科目
Word/Excel/PowerPointの基本的な操作 
テキスト
特になし 
参考書
『フリーGISソフトMANDARA10入門』谷 謙二,古今書院, ISBN-10 : 4772281185,2,640円,購入の必要なし
『フリーGISソフトMANDARA10パーフェクトマスター』谷 謙二,古今書院, ISBN-10 : 4772281193,4,180円,購入の必要なし 
特記事項
・アクティブ・ラーニング
・ICT活用 


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